東條 新  灰野ゆう

「DOTS 2019」

最後は、10代 2人のご紹介。

東條 新 「怪獣の住む町

この町には怪獣が住んでいる。

真っ赤な真っ赤な怪獣だ。

この怪獣はとても目立った

人間はこの怪獣が羨ましかった。この怪獣より輝こうと思った。

だから人間は町を作った。

ビルはより高く

より光を増やして。

でも、どれだけ町が発展しても怪獣より輝くことは出来なかった。

そんなお話。 東條 新

東條 新 「POP dangerous

怖いものを可愛く描きたいと思った。

この絵の中では、色々な危険なことが少女に迫っている。

でも色や形などはポップで

これがポップなデンジャラスだ! 東條 新

昨年末のライブペイントが記憶に新しい高校2年生の東條君。

DOTSが始まっても顔を見せないと思ったら、修学旅行でした。

予定がフレッシュ過ぎて悔しい、くそ~、学級閉鎖で仕事を休みたい。

スカしてない等身大の東條君は、実にイカしていて、

大人に書けっこないようなカッコ良い直球コメントを寄せてきた。

これではイメージが上がる一方ではないか。

でも、そこはあたいも大人。

無修正でコメントを公表しておくとする。

JAPANESE ROCK’N’ROLL PAINTERの東條 新です。 高校2年生で、小さい頃からずっと絵を描いています。 ジャンルにとらわれないようにしようと心がけています。 僕はロックバンドが好きで、ロックバンドは毎日最高の演奏で聞いた人を熱狂させ感動させています。それが音楽にできるなら、絵にも同じことができると思います。 だから僕はロックバンドみたいな画家になりたいです。 来年は受験を迎えており、全身全霊で頑張っていきますので応援よろしくお願いいたします。

この1年で随分と腕を上げた東條君。

こんな作品も描いています、「ことわざ戯画」。

 

次に、東條君と共に昨年のDOTSメンバーである灰野さん。

灰野ゆう 「アメフラシ」

灰野ゆう 「アメフラシ《未知果実》」

モチーフはタイドプールに棲息する「アメフラシ」と呼ばれる軟体動物です。

主に紙製粘土を用い、アメフラシ独特の艶かしい動きや皮の張り、内臓など、

これまでのデフォルメされたあめふらしたちとは一味違い

「現実に忠実にというわけではないけれどもなんだか少しリアル」に表現することを意識し、

記憶の中の、肌に感じた瑞々しさや鮮やかさを辿りながらつくった初めての作品です。

やはり立体作品ですので、是非実際に矯めつ眺めて楽しんで頂くのが理想と思います。 灰野ゆう

 

地元紙の今年の新年特集に大きく取り上げられていました。

独特の感性でアメフラシを作る灰野さん。

紙面にもDOTSへの思いが掲載されています。

昨年出品したアメフラシ、今回は少し様相を変えて作り込んできました。

会場では前回が良かった派、今回が断然良い派、未知果実が最高派、未知果実が苦手派、

様々な反応で面白いです。

まだまだ可能性はいくらでもある。

紙面を見た家族がアメフラシに顔が似ている?と言ったとか言わなかったとか。

拝啓 ご家族様、ゆうさんは可愛らしいです。敬具

こちらが、DOTS 2018に出品した当時のアメフラシ。

10代の2人がどこまで食い込んでいくか、見守っていきたい。

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