季刊誌「Punto press」の第2号が発行となった。

冒頭のアーティスト特集は、弾き語りであり文筆家でもあるスーマーさんを取り上げさせていただいた。

来月4月19日にGaleria Puntoにて「ギャラリーに佇む歌」と題したライブが決定している。

Puntoは画廊であるが、これまでに「歌わせてほしい」「演奏させてほしい」という

音楽家さんからの問い合わせがない訳ではない。

音楽はアートとは切っても切れない関係だと思っているので、むしろ積極的に取り入れたい気持ちはある。

しかし、何しろ専門ではないため簡単に返事ができないでいる。

その裏には、企画展はどんな作家でも、どんな作品でも良いという訳ではないのと同様に、

どんなミュージシャンでも、どんな音楽でも良いという気持ちにならないからでもある。

そんな中で、「是非歌って欲しい」と願う稀有な弾き語りがスーマーさんである。

ライブが決まった直後から数日の間、

どんな風に聴いてもらったら、よりスーマーさんの表現が活きるだろうかと考えていた。

その世界観に合致した映像と共にメロディがあればと、信頼のおける映像作家に頼もうかと思案したりもした。

しかし考えあぐねた後、何も要らない気になった。

むしろ、装飾はない方が良いのではないかと思えてきた。

きっと今回は余計なものは何一つ要らなくて、ご本人と奏でる声と音だけで十分ではないかと。

そうこうしていると、季刊誌用のコラムがスーマーさんから届く。

それを読んで、私はその選択で良かったような気になって特別な設えは何もしないことに決めた。

そうは言っても、会場では画家 川来次郎さんの展覧会が開催されている。

私は運命論者では全くないが、昔から偶然はどこか必然のようにも捉えるところがあって、

人との出会いも関りもタイミングも、何か縁と言うか、そういうめぐり合わせも大切にしたいと思っている。

来月のライブは、たまたまこの時期になったのだが、

川来さんの絵とスーマーさんの歌は不思議と遠からず、何か共鳴する部分もあるような気がしている。

川来さんは夜や月の絵が多いのだが(会期中に展示する作品がどうかは分からない)

スーマーさんも間違いなく夜の歌だと思うし、月もよく登場している。

お二人の”人となり”は正反対のタイプに思えるけれど、

そんな絵と音楽の出会いも皆さんと共に味わいたいと思っている。

再びPuntoに来てくださるスーマーさん、そして快諾くださった川来さんに心から感謝。

そして、こんな時だからこそ想像を膨らませて、ギャラリーに佇む歌との素敵な出会いとなりますように。

今回は完全に独りでの弾き語りです。

これまでのように素敵な共演者、オープニングアクトもいません。

個展を開催されている画家さんの作品に囲まれながら、

じっくりと様々な詩を私の歌声と二つの楽器の音色に乗せてガレリアプントに響かせようと思います。

初めて聴いていただく方には良き出会いとなりますように。

再び聞いていただく方には良き再会となりますように。

世の中は様々な情報が溢れて、見極めることは中々容易なことではありません。

それでも、想像と思考を止めることなく、皆様がお元気で、時には気晴らしをする時間も訪れますように。

スーマー

(「Punto press」 vo.2 より)

 

スーマー弾き語り「ギャラリーに佇む歌」 4月19日(日)18:00~ 2,500円

人数制限がありますので、ご予約はお早めにお願いいたします。

会場は換気・除菌のうえ、手指の消毒などをお願いしております。

当日、体調に不備がある場合は入場していただけません。

ご理解・ご協力の程、よろしくお願いいたします。

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