浅間明日美  関水由美子

「DOTS 2019」

全国的にインフルエンザが流行っているようですが、皆さん大丈夫でしょうか。

DOTS出品者もチラホラとインフルの波に巻き込まれた方もおられるようです。

月~水はギャラリーは休廊となりますので、そんな時はネットから閲覧・投票してみてください。

こちらからは、引き続き作品のご紹介を。

浅間明日美 「バラ」

昔は子供の着物に親が刺繍を施すという行為がありました。

これは刺繍が子供を守ると信じられていたからで、大人の着物に比べて刺繍が少ない子供の着物にお守りのように縫ってあげるものでした。

そのような力が縫うという行為には宿っていると私も思います。

私が絵の具から刺繍という手法に転換したのも子育てを機にしてでした。

バラの花びらは小さいビーズを接着剤などで貼り付けず、一つ一つ縫いつけています。

私自身、とても辛くて立ち直れなかった時期に道に咲く花になんども救われたことがあります。

ふう〜っと凝り固まった気持ちに花が入ってきてくれるのです。

その時に自分が体験した気持ちを忘れないように、またそのように観る方も心地よい気持ちになってもらえたらという思いもあり、花の細胞を再現するように一つ一つ縫って制作しています。  浅間明日美

 

浅間明日美 「ゆめ」

私の制作方法はキャンバスに直接刺繍を施して絵を描くというものです。

この作品の女性が横たわっているところから上にかけての白い部分は、白の糸一色のみで表現しています。

糸を縫い込むという表現方法は一色のみでも多彩な表現ができます。

光の当たり方や縫い方によって、色さえも違って見えます。

ゆめ占いというものがありますが、その真偽はわかりませんが、解釈はおもしろいと思っています。

例えば蝉が夢にでてきたとしても、飛び方や動きなどシュチュエーションによって解釈が全く別のものになったりするからです。

その夢の様々な解釈や心理の深さのとらえ方などを一色でもいろいろな見え方をするという表現にしました。

赤い中心の光は集合意識のような源をあらわしています。

夢が様々なインスピレーションや忠告などになることが度々あり、自我が薄まった状態だからこそ感じられる源をどうしても感じずにはいられないのです。  浅間明日美

 

浅間さんは、キャンバスに刺繍を施すという独自の手法で自身の世界観を発揮しています。

絵具とのコントラストや、目など要所要所に使われているビーズが

観る角度や光り方によって違った表情が見えてきます。

私も幼い頃、母が手提げかばんに帽子をかぶった人や花などの刺繍をしてくれていたのですが、

一見工芸的も見えるかもしれない浅間さんの作品、

何と言うか母性に守られているような普遍的な安堵感と

不思議に現代的な感覚がプラスされてもいて、皆さんはどんな風に見るでしょうか。

「THE QUARTET」TAGBOAT×阪急(有楽町メンズ館)

浅間さんが参加している展覧会、こちらは今月29日まで開催されています。

また、2月2日まで東京 MDP GALLERYにて開催されている「干支展」にも参加。

こちらは、新年の干支「亥」にちなんで、猪や豚をテーマとした展覧会となっています。

とても精力的に活動されているのが分かります。

 

 

次は、ここ数年グッと活動を広げられたという関水さん。

関水由美子 「風のはざま2018

まだ見たことのない世界を表現して、その最初の目撃者になりたいと考えている。

作り出した「偶然」「自然」に任せ、自分の手で「必然」を加える。

その過程にもたくさんの可能性を感じ、融合した結果として作品が存在する。

意志のある「気」を「風」ととらえ、自己の内外を流れる「風」をアクリル絵の具とインク(ペン)で描いている。

自分の気持ちに寄り添い、受け入れたり反発しながら見てほしいと思う。  関水由美子

 

伺うところ、ブランクを越えての制作活動復帰。

ここ数年は特に活躍されているようです。

スバラシイ~!

絵を描いている方は実感されるかと思いますが、

一旦制作から離れて再び絵筆を取る、それが本格的に活動するとなると尚更 相当のパワーが必要だと。

見習いたいなと思います、呪文のように自分に言い聞かせる。

元々は日本画を学ばれていたようで、

なるほど、画材の性質を上手く活かした表現は日本画材を学ばれた経験が大きいのかもしれません。

  

こちらは、昨年の福岡でのアートフェアからホテルに展示された作品。

花びらが躍るような躍動感がありますね。

また、グループ展などにも出品されています。

お近くの方は足を運んでみてください。

 

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