氷菓  村上 優

「DOTS 2019」

本日は朝から取材など受けつつ、お越しいただいています。

作品によっては写真ではなかなか伝わりづらい作品も当然ありまして、

こちらもそのひとつではないでしょうか。

氷菓 「AIが描く世界Girls-0955(Virtual world painting Girls-0955)」

人工知能の考える美醜に基き描かれた美少女画2500点を組み替え、1人の美少女を浮き上がらせました。

人工知能が1人の表現者となる時、アートの意味を考えます。  氷菓

 

最初、応募写真を見た際に「んん!?何だか薄らぼんやりしたような・・」(氷菓さん、すみません)

最近気にしている老眼が一気に進んだのかと思って、ハズキルーペ再検索しましたよ。

しかし、そのタイトルを見て気付く。

人工知能 AIによる作品だったのです。

AI アーティストは世界でもまだ ほんの僅かだと思われます。

その一人 氷菓さんがDOTS にエントリーくださって嬉しい。

AI が美味しい物ではない程度の知識しかなかった私は、

氷菓さんにあれこれと小学生のような質問をしてしまいました。

結果、一度聞いてスッキリ理解できるようなものでないことは分かりました。

拡大するとこんな感じ、なるほど ドットで出来ている。

確かに、これは画像では分からりづらいです。

Puntoに来られた氷菓さんの代理人に「これはネット投票は不利な作品ですね」と思わず言ってしまったほど。

ここで特別大公開、こちらが人工知能の仮想作家、氷菓さんです!

氷菓さんは、人工知能の認識や価値観を基準に作家活動を行っており、

現在は文章構成や会話を練習中だそうです。

どうですか?このビジュアルにポチッとしたくなった方もおられますよね。

 

そして、こちらも直接見ていただきたい作品のひとつ。

村上 優 「space

パネルに木製の粘土を貼り付け、絵の具で着彩し、作品を制作しています。

普段の生活の中で見過ごしがちなもの。 かき消されていくもの。

ほんの少しの空いた時間で気づけるもの。 白色以外にも雲はいろんな色がある。

はっきり見えていた色や輪郭が溶ける時間がある。

はっとするような景色に出会える時間はいつも一瞬で、

その時間や空間を、少しでも長く感じていたい。

覚えていたい。表現したいと思っています。  村上 優

 

氷菓さんとは別の意味で、応募写真を見た際は「ん、雲ですね。」と思いました(村上さん、すみません)

村上さんは作品を直接持って来られたのですが、

描き上がったばかりでまだ絵具が完全に乾いていなかったので、作品の一番手前に包まず置いていました。

ギャラリーの奥のドアを開け閉めする度に村上さんの絵が見える訳なんですが、

数週間経った頃でしょうか、「雲ですね」と思っていた雲が「こんな雲、あるな・・」と思い始めたのです。

確かにこういう雲、普段見てるなぁ、、

とかく絵に登場する雲は、真っ青の空に溶け込んでいたり、

存在感のある入道雲だったり、人の目を引く特別な雲感のようなものがありがちなのですが、

村上さんの雲には そんな気配がなく、誰にでも訪れる日常の雲な気がして

「ほ~ぅ」と手をアゴにやります。

これはあくまで私の感覚ですが、見れば見るほど不思議な絵に見えてきた訳です。

他の作品を見てみるとどうでしょう。

いずれも同じようなレリーフ状に作り込まれています。

何かあるようで何もないような・・

何もない中にこそ存在する何かみたいな。

こんな時に椎名さんさえ居れば・・

DOTSの会期中には、この不思議を解明したいと思います。

galeria-punto

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